モモの箱庭

見たこと*聴いたこと*伝えたいことの覚え書き

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--/--/-- --. --:-- [edit]

category: スポンサー広告

cm --  tb --  

リヒテルのこと 

ある方が,リサイタルで聴いたリヒテルの音楽のすばらしさを語られるのを聞き,どんなピアニストであったのか,興味を持ちました。
大変に気むずかしいピアニスト,キャンセルを良くするピアニストなど,どちらかというと良くない印象しかなかったのですが,いつものように図書館に行き,リヒテルの本を探し読んでみました。

・「リヒテルと私」 河島みどり著  
          草思社
リヒテルの日本での演奏会を取り仕切るエージェントとの通訳をされた方の手記で,気むずかしさの陰に隠れる,リヒテルの思いやりや気遣いがよく書かれていました。日本びいきで,日本の歴史にも詳しく,おいなりさんをお守りにされていたことなど知り,意外でした。

・「リヒテル」 ブリューノ・モンサンジョン著 
        中地義和・鈴木圭介訳
        筑摩書房
ブリューノ・モンサンジョンというヴァイオリン奏者でもあり,音楽関連のドキュメンタリー映像作家による伝記作品です。ほとんど独学でピアノを弾けるようになったあと,モスクワ音楽院に入学し,ネイガウスという世紀の指導者に師事するものの,そのテクニックはほとんど完成されていたそうです。ギレリス,プロコフィエフ,カラヤンなどの音楽家との確執にも話は及んでいます。芸術家はそれぞれに,譲れないところが多く,適当に仲良くなどとはいかない,凡人の私から見ると,やはり,気むずかしい人たちなのだなあという思いを強く持ちました。70年代の終わり頃から,ほとんど暗譜をしていても譜面を置くようになったいきさつも書かれています。なかでも次の一文は,とても心に残っています。
”演奏家とは一個の鏡です,音楽を演奏するということは,音楽に奏者個人の臭いをつけることではありません。その音楽を余す所なく演奏し,余計なものも足りないものもないということです。作曲家が書き込んだすべての指示を,誰が覚えていられるでしょうか。それができないために「解釈」しはじめるのです。だから私は反対です。”とあります。大家であるのに,とても謙虚な演奏家の意見だと思いました。
真摯に音楽と向き合う姿勢は,足下にも及ばないけれど,いつも頭の隅には入れておきたいです。

2009/04/22 Wed. 11:52 [edit]

category: ピアノ

cm 2  tb 0 

コメント

リヒテルも♪

モモさんと同じように、絵がとても上手だったんですよ~♪
ピアノの冊子で、スケッチが載ってて見たことがあります(*^^*)。

大家だからこそ謙虚なのかもしれませんね。
中途半端が一番、えらそうにしてたり講釈する・・・と言いますし。

そういえば、ルービンシュタインも謙虚で「喜んでくれる人がいるなら、いつでもどこででも僕は演奏するよ」と言っていたそうですv-290

ほごち #- | URL
2009/04/23 17:12 | edit

謙虚なこと

そうでしたね。河島みどりさんの本に,スケッチのことは,書かれていました。私の絵は,上手という範疇には入りませんが,描くのは好きです。(恥ずかしげもなく。。。)

リヒテルは,精神的に辛い時期があるようでしたが,とても,チャーミングな人なんだと思いました。

稲も実ってくると,穂が下がる。と言いますし,内容を充実させて,少しでも謙虚になりたいものです。

モモ #G9Eg9.XA | URL
2009/04/23 17:57 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://cat0302.blog61.fc2.com/tb.php/188-c8e98127
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

2017-08
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。